最悪な買取業者にあたると大変2023.04.29 | CASE
最悪な買取業者にあたると、
取り返しのつかない事態となります。
今回ご相談いただいたお客様は、ご自身ではどうすることもできない状況でした。
契約内容は、
売主A ⇔ 買主Bで契約を締結済
売主A:お客様(一般個人)
買主B:買取業者(宅建業者)
ある日、買取業者から
「お客様が所有している
投資1Rマンションを売却しませんか!?」
と営業電話を受けました。
※お客様の借入残高は1,400万円
「当社の営業マンの顧客に、
1,800万円で買いたい方がおります!」
という内容だったので、話を進めたそうです。
※相場価格1,250万~1,350万円
借入残高よりも400万円プラスで売れるなんて
ラッキーと思ってしまったんでしょうね。
後日対面での商談のときに、
なんと1,800万円から900万円に、一気に値下げの話を持ち出されたそうです。
当然お断りしたそうですが、営業マンは徐々に価格を吊り上げていきました。
「900万はダメですか…
1,000万でどうですか?
1,100万でどうですか?
1,150万ならいいでしょ!?」
というやり取りが繰り返されました。
結局、お客様の自己負担額は150万円。
価格に納得しなかったが、
契約をしてしまったそうです。
契約後、150万円の負担は大きすぎるため、契約解除について調べたそうです。
じつは今回「手付金ゼロ」契約でした。
この契約内容は手付解除ができません。
売主A:手付解除の説明を受けていない
買主B:手付金ゼロのリスクを説明をしていない
しかもこの買取業者は、
決済日まで1ヵ月を切っているにもかかわらず、
必要書類・司法書士・金融機関の手続きなど、お客様に何も連絡していませんでした。
お客様は、
「決済日に間に合わない場合どうなりますか?」
と買取業者に確認すると、
「決済日に合わない場合は
違約金20%をお支払いいただくことに」
と言われたそうです。
違約金は約300万円。
売却による自己負担額の2倍です。
最近うわさの違約金詐欺かもしれません。
こんな業者には消えてもらいたいですけどね…。
投資1Rマンションの売買は特殊です。
安全な取引をしたいなら、
売主A ⇔ 仲介 ⇔ 買取業者Bで契約
と仲介を通した売却も選択肢のひとつです。
最悪な買取業者も、
仲介を通すとイタズラはできません。
仲介手数料は必要となりますが、
違約金を支払うよりも生きたお金になりますよ。