注意!違約金をねらう買取業者④2023.12.23 | CASE
前回③で契約を締結したオーナー様。
その後、営業マンからの連絡が止まり、
不安になって今からでも契約解除ができるか業者へ問い合わせてみました。
すると電話担当者の回答は、
「手付解除はできない」と言われ、
それどころか引渡しの期日に間に合わなければ、
「違約金が発生する」
と言われました。
気付いたときは、引渡しまで1ヶ月弱。
必要書類は営業マンがすべて揃えてくれると勘違いして、何も準備していなかったそうです。
オーナー様は非常に混乱した様子でした。
違約金という言葉が気になり、
契約書を確認すると、
『違約金の額は売買代金の20%』
と記載されていました。
今回の売買代金は1,300万円なので、
260万円を支払えというわけです。
買取業者は、その後、物件の引渡しに向かって調整してくれるわけもなく、
「いつ違約金は用意できますか?」
という話を続けるばかりだとか。
オーナー様は、
「積立保険があるので、
解約すれば何とか用意はできます…」
と伝えてしまったのです。
ちょっとー!
自分の保険を解約してどうするの?
契約を解除したかったんでしょう!?
これでは買取業者の言いなりですし、
何年も前から積み立ててきたお金は違約金のためになってしまいます。
買取業者からすると面談時に、
説明を省略して署名捺印を急がせる。
あとは放置してたら引渡し期日が迫ってくる。
そこで違約金の話を持ち出すと、オーナー様は自分が悪かったと思うそうなんです。
違約金をねらう買取業者は、
このようにオーナー様を追い込んでいきます。
年末年始、営業電話も増えてくるでしょう。
くれぐれも悪徳業者にはお気を付けください。