注意!違約金をねらう買取業者③2023.12.19 | CASE
さあ、買取業者のクロージングです。
オーナー様に何を説明をするのでしょうか。
売買契約締結の始まりです。
電話を掛けながら営業マンは言います。
「では早速ですが、いまから上司に連絡をして
契約金額1,300万円で承認をもらいますから、
契約書に署名捺印くださいね。
あっ、お疲れ様ですぅ~、
〇〇様との面談ですがぁ~」
急な展開にオーナー様も戸惑いましたが、
「えっ…あ、今日…ですか、はい…」
と答えたそうです。
営業マンは、
「あっ、そうですかぁ~
部長のぉ~、ええ、はいはい…顧客にぃ~
なるほどなるほど、ええ、はい…」
時々こちらを見て頷きながら、通話中の相手と何かやり取りをされていた様子でした。
しかし、本人曰く、
本当に通話中だったのか疑問だったとのこと。
声は漏れてなかったので、演技しているようにも見えたし、事実は分かりませんけれども。
ただ、胡散臭い感じはあったとか…。
約1分ほどの演技?の通話を終了後、
営業マンは大きな声で、
「いや~、本当によかったです。
たまたまですね、
上司の顧客が購入したいようでぇ、
とりあえず書類に記入お願いしますね」
目の前で金額を記入し、
急かすように説明が始まりました。
「えー、それと今回、手付金はいりません。
後のことはうちにお任せください。
ここに住所、名前を記入いただけますか?」
●ここに問題あり!
「今回、手付金はいりません」
と営業マンは言いました。
買取業者から、手付金ゼロ契約により〇〇様が負うリスクについて、一切説明がなかったそうです。
このまま契約をすると、どうなるか?
答えは、手付解除はできなくなります。
後になって契約を解除したいと思っても、
契約をなかったことにはできないのです。
お互いの信頼関係があれば別ですが、
よくわからない買取業者と取引する際は、
注意しましょう。
そんなこと知るはずもなく、
オーナー様は契約書にサインしたのでした…。
次回、さらに注意しなければいけないことが…。
ー続くー