注意!違約金をねらう買取業者①2023.12.09 | CASE
今回は、違約金が目的の買取業者にダマされ、
多額のお金が出ていったオーナー様の話です。
この「違約金をねらう」とはどういうことか?
契約後に気づいても、もう手遅れなんです。
オーナー様の話によると、必要なお金を出し惜しみしたことが、悲劇の始まりでした。
さあ、違約金詐欺の始まりです。
休日、営業電話がかかってきました。
「突然のご連絡失礼いたしますぅ~
〇〇様がお持ちの投資1Rマンションを
購入したい人がうちの顧客におりまして、
売却についてお考えていただけないでしょうか。
サブリース付でも問題ないのでぇ~
うちで買い取りますから手数料もいりませんよ」
この営業トークには、
大きな落とし穴が潜んでいました。
オーナー様は話の内容を疑いつつも、
「…本当ですか?
…お金がかからないって?」
毎月の持ち出し、年間の支出を考えると手数料がいらないなら、売却してもいいかなと思ったのです。
そして通話中の営業マンに対し、
「手数料がいらないなら、考えてみます」
と伝えました。
通常、仲介による売却は手数料を支払いますが、
直接業者が買取る場合は、手数料はかかりません。
ではなぜ??
仲介を挟んだほうがいいかご存じでしょうか?
理由は業者と紛争が起きないようにするためです。
一般個人が取引を進める場合、何から準備したらいいか分からないと思いますし、
契約後のリスクも分からないですよね?
仲介業者は、売買契約から決済完了までに必要な書類や、全体の流れを整理してくれるのです。
それからの話は営業マンが一枚も二枚も上手。
営業電話も終盤に差し掛かり、
買取業者と次回の面談日も設定したそうです。
目先の手数料を出し惜しみしなければ…。
当日に持参するものをメモ書きし、その日は
何も起きることなく通話を終了したのですが…。
ー続くー